インフルエンザの飛沫感染対策には「マスク」の装着を

インフルエンザの主な感染経路は「飛沫感染」と言われております。

「飛沫」とは…
咳やくしゃみなどをした時に口から発せられる非常に小さな水滴のことを言います。
インフルエンザに罹っている人が咳やくしゃみをした際にその飛沫を吸引してしまうことで他の人への感染が起こってしまうのです。
そのため、インフルエンザの感染予防の基本は、なんと言っても「マスク」を装着することです。
インフルエンザに感染している人であっても、全く症状の出ない「不顕性感染」である場合や、感冒様症状のみであるため本人も周りの人も気が付かないような軽症の場合もあるのです。

インフルエンザに感染している人はどこにいるか分かりません。
日頃から飛沫感染対策としてマスクを装着することをおススメいたします!

外出したら必ず「手洗い」を!

私たちは日頃から色々なものに触れていますが、それらに触れることで知らず知らずのうちにインフルエンザウイルスが手に付着していることがあるのです。
そして手に付着したインフルエンザウイルスは食べ物などを介して咽頭粘膜などに付着、細胞内へ侵入していきます。

手に着いたインフルエンザウイルスを除去する物理的方法として「手洗い」があります。
インフルエンザウイルスは石鹸に弱いため、水でよく濡らした手に石鹸をつけ、手のひらや甲、指先や手首までもしっかりこすり洗いをし、流水で洗い流しましょう。
インフルエンザウイルスの体内侵入を防ぐためにも是非「手洗い」を!
特に外出先から帰宅した際には必ず行うように心掛けましょう。

「うがい」は予防になるのか!?

平成20年以前は、インフルエンザに対する予防法として厚生労働省も「うがい」を推奨してきました。
しかし、最新の厚生労働省のインフルエンザ予防対策をみると「うがい」が削除されていることに気が付きます。

この理由は…
インフルエンザウイルスが咽頭や鼻腔の粘膜面に付着した際、およそ20分という速さで細胞内に侵入してしまうため、「うがい」を頻繁に行わない限り意味がない… ということが分かったからなのです。
つまり、少なくとも20分に1回は「うがい」をしなければ意味がない… ということなのです。
忙しい人にとっては、事実上難しいことですよね。。。