インフルエンザの種類は147種類?!
HA(ヘマグルチニン)とNA(ノイラミニダーゼ)
インフルエンザには、
- 毎年猛威をふるうA型
- 数年に一度流行するB型
- 一度免疫ができると一生涯かからないといわれるC型
がありますが、それぞれの種類の数に違いがあります。
A型は144種類、B型は2種類、C型は1種類です。
インフルエンザウイルスは、HAとNAという2種類の糖タンパクの組み合わせでできています。
A型のHAは16種類あり、HA1~HA16と表記されます。
一方NAは9種類あり、NA1~NA9と表記されます。
インフルエンザウイルスの型は?というと、私たち一般人の間では、A・B・Cで認識しますが、これは『大分類』だと思ってくださいね。
医療やメディアでは、H1N1、H3N2などHAとNAの番号で認識し公表されていますよね。
H1N1などの型を亜型(あがた)と呼びます。
亜型は『中分類』だと捉えると分かりやすいでしょう。
(ん?ということは小分類がある?!)
A型の亜型の組み合わせ数は16×9=144種類と言われています。今のところ^^。
また、B型の亜型が2種類のみ、というのは、HAの違いにより、山形系統とビクトリア系統に分けられるためです。
C型は、A・B型と異なり、 HE(ヘマグルチニンエステラーゼ)という糖タンパクのみでできているので、1種類ということになります。
ってことは、144種類全部に感染すれば、インフルエンザA型にはもうかからないってことなのね!
いやそれが、理論的には正解なのですが、、、
(B型C型はそれでほぼOK)
ここぞA型がクセモノのところ、同じ亜型でもビミョーに変異するんです(涙)
さぁ、ここで『小分類』の登場ですね~!
ウイルスってつくづく、生き物なんだなぁ、絶滅されないように必死なのですね。
A型の変異、、、『小分類』のお話は、『抗原連続変異、抗原不連続変異とは?』を読んでくださいね。